青学V-NETマガジン
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シリコンバレー物語(11)

従業員の多国籍化は世界一!?  


アメリカは“人種の坩堝”とよくいわれるが、シリコンバレーはまさにその典型である。最新の情報、最新の技術を求めて、そしてアメリカン・ドリームを夢見て、世界中から数多くの優秀な人材が集まってきているからである。 

 同じ会社、同じオフィスで働く従業員の国籍の多様さは間違いなく全米一であり、それはとりもなおさず世界一を意味する。そういっても過言ではないだろう。 

 たとえば、新日鐵OBのS社長率いる会社の社員数は約40人だが、その国籍はアメリカ、インド、中国、ドイツ、イギリス、アイルランド、韓国、イラン、日本という具合に、日本人の感覚ではとても信じられないほどバラエティーに富んでいる。

「従業員が多国籍なのでマネジメントはかなり大変です」 と、S社長も苦笑する。 この多国籍ぶり、無国籍ぶりは、同社に限ったことではない。シリコンバレーの会社はどこも似たり寄ったりである。 

 シリコンバレーで働く技術者、科学者の約3分の1はアメリカ以外の国で生まれた人たちであるという調査報告書などもある。 

 外国人技術者や科学者が多いということは、「いつかは自分で会社を作りたい」という独立起業予備軍が多いということであり、実際に独立起業に走る人が後を絶たない。 

 独立起業組に加え、アメリカン・ドリームを夢見て海外からやってくるアントレプレナーも多く、シリコンバレーのハイテク企業の5分の1は非アメリカ人の手によって設立されているという調査報告もある。 シリコンバレーに多種多様な人種が数多く集まっていることは、車を運転しているだけでも実感することができる。国際食豊かなレストランがあちこちにあるからだ。 中華料理、日本料理、メキシコ料理、イタリア料理、ベトナム料理、タイ料理、韓国料理--などなど。

nara cafe情報パート2

先日ご案内した「nara cafe」のイベント・スケジュールを紹介しておきます。ふるってご参加ください。


5月8日(月)17:00~ 松尾貴史(タレント)&竹田尚代(モデル)トークショー

5月10日(水)19:00~ 西川りゅうじん(マーケティングコンサルタント・nara
cafe プロデューサー)+福井昌平(平城遷都1300年記念事業協会チーフプロデューサー)
「アナタとなら大和路」~平城京1300年って結構スゴイじゃないか会議~
5月11日(木)19:00~ 長谷部健(NPO法人 グリーンバード代表) 講演
5月13日(土)15:00~ Chiaos-B(ミュージシャン)ライブ
5月13日(土)17:00~ムーチョ・サボール(サルサ) ライブ
5月13日(土)19:00~ 坂本達トーク&パネル展示
「会社員の自転車世界一周とギニア井戸掘りプロジェクト」やった!ほった!!
5月14日(日)15:00~平野真敏ヴィオラ・アルタ演奏会

World peace cafe 開催のお知らせ

㈱ワイス・ワイスの佐藤岳利さんが西川りゅうじんさんとの共同プロデュースで下記イベントを開催します。

AVN/AVL会員の皆様、ご協力、ご参加、よろしくお願いします。


World peace cafe 開催のお知らせ

どうしたら人は幸せに、世界は平和になるのだろうか。人と人とが出会い、こころを通わせることで、小さなつながりがやがて大きな広がりに発展し、平和で健やかな社会をつくることができるのではないか。そんな考えからWorld peace caféがスタートします。

World peace café一回目は、平城遷都1300年記念事業の一環として、代官山駅前の奈良県代官山iスタジオを舞台に、11日間開催します。講演会、演奏会など様々なイベントを通じて、様々な人たちの交流を促し、多くの出会いと恵みを皆で分かち合いたいと思います。今回のWorld peace cafe は、奈良県にちなんで、nara caféと名付けました。World peace caféは一回限りではありません。今回出来た輪は、時間と空間を越えて、必ず次につなげていきます。

■イベント名:World peace cafe (nara café)
      (ワールドピースカフェ=ナラカフェ)

日時    :2006年5月3日(水)~14日(日)9日は休み
      11:0021:00
場所    :奈良県代官山iスタジオ(代官山駅前)

        http://www.pref.nara.jp/tokyo/i-studio/  

形態    :都内インテリアショップ提供によるカフェ

中庭(和庭園)を利用したピクニックカフェ

主要メニュー:奈良県の特産品、地酒を中心とした飲み物

プロデュース:西川りゅうじん・佐藤岳利

主な出演者 :テレビタレント、ロック歌手、落語家、モデル、官僚、ジャーナリストなど、多数出演の予定。日程は決まり次第、暫時nara café blogに掲載します。

~本活動による収益金は全額ユネスコに寄付されます~


■連絡先
佐藤岳利 ((株)ワイス・ワイス )
Tel : 090-3340-1008
  
Fax : 03-5467-7002

http://naracafe.exblog.jp/
mail :
taketoshi@wisewise.com


ビジネスプランコンテスト開催のお知らせ

 
~となりのあの子は社長かも!?
 大会公式ホームページ(4/30OPEN): http://www.bizcon.a-vl.com

実施概要のお知らせ

青山学院大学 ビジネスプランコンテスト実行委員長
経営学部 経営学科 4年 小林 英恵
大会メールアドレス: info@a-vl.com

来る平成181125()、本学にて青山学院大学ビジネスプランコンテストを開催致します。本学学生に、『ビジネスプランコンテスト』という機会、環境を提供することにより学生の好奇心を掻き立て、学生の意識の向上及び知識の向上を図る事を目的とし、将来的には本コンテストの参加者から「独立し初年度黒字を出す社長」を輩出することを目標と致します。
 本学の先輩には優秀なビジネスパーソン及び起業の成功者が多く活躍されているという伝統に伴い、本学学生と大学、経営者、OBOGのコミュニケーションの場などを寄与できる機会であるとも考えております。

■ 大会日時 11月25日(土) 13:1017:00 会場 本学青山キャンパス
実施内容 本校学生にビジネスプランを募集し、提出されたビジネスプランを選考し優れたプランを提出した学生チームにはプレゼンテーションの権利を与える。その中からさらに選ばれたチームには賞及び賞金や副賞を与え、審査員・投資家・投資企業の方々へ資金獲得交渉権を得られるものとする。

賞 金 最優秀賞 27万円 優秀賞 5万円


青学ベンチャーネットワーク(AVN)の皆様へ
 つきましては、皆様方にはお忙しい中、大変恐縮ではございますが当事業の運営にあたりOBの方々のアドバイスなどご協力いただきたく思います。また今後、当事業を運営にあたり資金面での問題が発生した場合、お力をお貸しいただければ、大変有難く存じます。

 今回が第一回目のビジネスプランコンテスト開催となります。スタッフ一同、力を合わせて精一杯取り組む所存でございます。どうぞ、ご指導ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

学生の皆様
本大会は起業のための「必要知識」「起業家精神」そして「仲間づくり」を皆さんにご提供したいと考えております。51日より31日まで参加エントリーを受け付けておりますので奮ってご応募ください。


第6回青学ベンチャー・ネットワーク総会のご案内

第6回青学ベンチャー・ネットワーク総会(2006年度)

 下記の日程および内容で総会を開催します。AVNの会員の皆様、ならびに新規加入希望のみなさまはふるってご参加下さい。

日時:2006年4月21日(金)18時30分~
会場:青山キャンパス総研ビル3階第10会議室


【プログラム】
■総会 18時30分~18時50分
開会の祈祷: 

ご挨拶: 青山学院大学学長 武藤元昭先生、
ご挨拶: 学校法人青山学院常務理事 半田正夫先生 
報告: 代表幹事 井浦幸雄

会計報告: 会計幹事 山根正裕


■基調講演「インターネット社会、これから・・(仮題)」18時50分~19時30分 

講師:川邊 健太郎/ヤフー(株)サービス統括部プロデューサー

(プロフィール)

青山学院大学法学部卒(1998年)

ヤフー株式会社・サービス統括部 プロデューサー

慶應大学SFC研究所デジタルシネマコンソーシアム研究員

国際大学グローバルコミュニケーションセンター リサーチア

     ソシエイツ

 
■懇親会(会費制) 20時~
場所:ワイス・ワイス(東京都渋谷区神宮前5-12-7)

1、表参道駅、明治神宮前駅、原宿駅下車。
2、表参道クリスチャンディオールビル、右横の路地を約50メーター進む。
3、スターバックスの四つ角を左折、道なり右カーブ約50メーター進んだ右側の一軒家です。


シリコンバレー物語(10)

■起業家の8割はベンチャーキャピタリストが嫌い
 
 ベンチャーキャピタリストの存在はいかにもありがたいものに思えるが、しかし、シリコンバレーで話を聞くと、意外や意外、「ベンチャーキャピタリストは嫌い」という起業家が非常に多い。「起業家の8割はベンチャーキャピタリストを嫌っている」という話を聞かされたこともある。 なぜか?
 理由は簡単である。ベンチャーキャピタリストの狙いは、あらゆる支援をすることで投資先企業を成長軌道に乗せ、1日も早く、1ドルでも多くキャピタルゲインを得ることにしか考えていないからである。極端な話、キャピタルゲインさえ手にしたら、投資していた企業が倒産しようが何しようが関係ない。長期的展望など持ち合わせていないのである。
 一方、起業家はといえば、自らの会社が永続的な発展、成長を願うのが人情というもの。そういう意味では、両者の間には埋めがたい溝が、経営に対する考え方の違いが実は存在するのである。

シリコンバレー物語(9)

■ベンチャーを支える相乗り型支援体制


 投資確率1%前後という難関を突破したベンチャー企業は、運転資金としてまとまった資金を投資してもらえることはもちろん、その他にも様々な支援を受けることができる。 その最たるものは経営支援であり人的支援である。
 ベンチャーキャピタリストは、投資先企業の成功確率を可能な限り高めるため、多くの場合、社外取締役としてボードメンバーに名を連ね、経営全般に渡るアドバイスを行う。 そのアドバイス通りの経営を実践していくため(実践させるため?)の適材が社内にいないと判断すれば、自分の持っている人的ネットワークをフルに活用してCEO(最高経営責任社)やCFO(最高財務責任者)などをスカウトしたりもする。
 ベンチャー企業が享受できる支援の中には、会計事務所や法律事務所によるサービスなども含まれる。ベンチャーキャピタリストが投資を決めたことが発足間もないベンチャー企業の強力な後ろ盾になり、有力な会計事務所や法律事務所が有利な条件でサービスを提供してくれるのである。
 オフィス機器や什器などのリース会社なども、有利な条件で契約を結んでくれたりする。
 ベンチャーキャピタリストが厳しく値踏みして投資を決めると、それに相乗りする形で会計事務所や法律事務所などが必要なサービスを提供する。成功確率の高いものに相乗りする支援体制こそが、すなわちシリコンバレーにおけるベンチャー企業育成のインフラといわれるものである。

シリコンバレー物語(8)

■投資を受けられる会社は100社に1社


 ベンチャーキャピタリストが出資者から資金を預かってプールする仕組みを投資事業有限責任組合(リミテッド・パートナーシップ)という。同組合の業務執行組合員(ジェネラル・パートナー)に就任し、プールされた資金(ファンド)の運営責任者として投資活動を行うのが、すなわちベンチャーキャピタリストである。
 ちなみに出資者のことはリミテッド・パートナーといい、個人、年金基金、寄付基金、保険会社などが名を連ねることになる。
 ベンチャーキャピタリストは、プールされたファンドの2~3%を年間報酬として、また投資成果(キャピタルゲイン)の15%~30%を成功報酬として受け取ることになっている。創業者に次ぐ巨額のキャピタルゲインを手にすることができる、のだ。
 そのため、ベンチャーキャピタリストはより短期間により多くのベンチャーキャピタルを得ることだけに腐心し、そのために持てる知識、経験、人脈等を総動員するのである。 投資の成功確率を高めるため、ベンチャーキャピタストたちは投資先(ポートフォリオ・カンパニー)を厳選する。
「年間に審査する事業計画は千数百件にのぼります。そのうちの8割が先方からの売り込み。書類審査で半分以下に絞り込み、起業家本人にインタビューをしてさらに絞り込む。実際に投資を行うのは年間に10件から20件です」(原氏)
 シリコンバレーには数多くのベンチャーキャピタリストが集中しているが、だからといって彼らから簡単にお金を引き出すことが出きると思ったら大間違い。彼らの厳しい選択眼に叶うベンチャー企業は100社に1社あるかないかなにすぎないのである。有名なベンチャーキャピタリストの場合には、強力なコネでもない限りは審査の対象にさえなり得ないのが現実なのである。

シリコンバレー物語(7)

■ベンチャーキャピタリストの半数が集中


 シリコンバレーで活躍する日本人ベンチャーキャピタリストが2人いる。イグナイト・グループの三井信雄と、デフタパートナーズの原丈人の2人だ。
 1931年生まれの三井は、NHKから日本アイ・ビー・エムに転職し、米IBMの副社長まで務めたというキャリアの持ち主。シリコンバレーのに日本人起業家の中では、おそらくは最年長である。
 原丈人は1952年生まれ。英語とビジネスを学ぶため、79年にスタンフォード大学のビジネススクールに入学。在学中にベンチャーキャピタリストの存在を知り、「ベンチャーキャピタリストになりたい」と思うようになり、持ち前のバイタリティーを発揮して夢を叶えた人物だ。
 一方の雄である原によると、全米ベンチャーキャピタリスト協会に名を連ねる正会員は約1600人ほどだという。
「1600人のうちテクノロジーに投資をするのが3割くらい。その中でアーリーステージ・・つまり創業間もないベンチャー企業に投資をするのがまた3割、約140名くらいです」 全米ベンチャーキャピタリスト協会の正会員約1600人のうち、実に半数がシリコンバレーを活動の拠点としているという。その集中ぶり、偏在ぶりには改めて驚かされる。スタンフォード大学の北側に隣接するメンロパーク市サンドヒルロード3000(地名=SAND HILL ROAD 3000)のように、さながら“ベンチャーキャピタル団地”と化した地域が存在するのも、なるほどとうなずけるというものだ。
 多くのベンチャー企業が次々に生まれ、多くの資金需要がそこにあり、だからこそ多くのベンチャーキャピタリストたちがシリコンバレーを活動の拠点にし、多くのベンチャーキャピタリストが集中していることが世界各国から新たなベンチャー企業を呼び寄せる吸引力になっているのである。

第1便/参加型のコミュニティー形成を目指して

 AVNのみなさま、こんにちは、代表の井浦です。
 2005年もあますところ数日となり、まもなく2006年を迎えます。AVNは2001年の4月から活動を開始しましたので、2006年4月で満5年目を迎えます。
 クリスマス、冬至、新年はほぼ同じころに到来しますが、みな日の光がボトムを打って、日差しが次第に長くなるころにあたっています。AVNの活動も、5年目を過ぎてさらに活発になるように期待しています。
 青学大経営学部でのアントレプレヌール基礎講座も学生の出席もかなり多く、好調に推移しています。AVN月例会も2006年には回数を増やしたいと思います。ウェブページの更新も検討していますし、あらたなBlog・SNSの導入も視野に入っています。学生・OBOG参加型のゆたかなコミュニティーを形成していきたいと思います。
 みなさまの活発なご参加、意見具申を期待しています、
                 2005年12月25日 AVN代表幹事 井浦幸雄
井浦代表